首里・那覇方言音声データベース

品詞別索引:接尾辞

語彙数:190

151.ミシレー(接尾辞)…しやがれ。‐ミシリ-misiri の項を見よ。
152.ミチュン(接尾辞)擬声語・擬態語について、…という音を出す、…という状態になるなどの意を表わす。…めく。ユタミチュン 'jutamicuN (ゆらめく)、ドゥクミチュン dakumicuN (どきどきする、ときめく)など。
153.ムイ(接尾辞)殿。様。人名に付き、敬意を表わす接尾辞。イクサムイ ikusamui [いくさもい](英祖王の幼名)、ウジャガムイuzagamui [おぎやがもい](尚真王の幼名)など。口語のウメー umee、アヤーメー ajaamee などの-メー -mee、および ヤクミー'jakumii などの -ミー -mii と語源を同じくするものか。
154.ムターン(接尾辞)…遊び。 いたずらすること・もてあそぶことの意。ティームターン tiimutaaN (手でいたずらすること)、ミジムターンmiZimutaaN(水遊び)、フィームターン hwiimutaaN(火遊び)、ドゥルムターン durumutaaN(泥いじり)など。
155.ムッコー(接尾辞)…なし。体のある部分が切れてなくなった者、もげてなくなった者の意。ティームッコー tiimuQkoo (手が折れて、ない者)、フィサムッコー hwisjamuQkoo(足のない者)、ジュームッコー ZuumuQkoo (尾が切れて、ないもの)など。類義の接尾辞に、‐モー-moo‐モークー -mookuu、‐モーカー -mookaaなどがある。それぞれの項参照。
156.ムトゥ(接尾辞)株。本。もと。生えている植物を数える接尾辞。チュムトゥ cumutu (一株)。
157.ムドゥシ(接尾辞)往復の回数を表わす接尾辞。チュムドゥシ cumudusi(一往復)、タムドゥシ tamudusi(二往復)など。
158.ムヌ(接尾辞)活用する語の「短縮形」(apocopated form )につく。[1]ものを。[2]のに。[3]から。ので。
159.メー(接尾辞)様。尊敬の意を表わす接尾辞。ウスガナシーメー usjuganasiimee [御主加那志前](国王様)、アジメー azimee [按司前](按司様)、アヤーメー ajaamee(奥様)、サトゥヌシメー satunusimee [里之子前](里之子様)、ヤチメー 'jacimee (ぼっちゃま)など。
160.メー(接尾辞)持ち前。割り当ての分。ムチメー mucimee (持ち前。負担すべき分)、ウクイメー ukuimee (無尽で定期的に償還すべき金)、カキメー kakimee (掛け前。無尽で定期的に出すべき掛け金)、イチニンメー iciniNmee (食物などの一人前)など。
161.メー(接尾辞)枚。着物・紙などを数えるときの接尾辞。イチメー icimee (一枚)、ニンメー niNmee (二枚)など。
162.モー(接尾辞)体のある部分か無い者。…無し。ハナモーhanamoo (鼻の無い者)、キーモーkiimoo(あるべきところに毛の無い者)、フィジモー hwizimoo (ひげ無し)など。
163.イャー(接尾辞)な。禁止の意を表す。 ふつう本土方言の「終止形」に対応する形に付く。ユムナ 'jumuna(読むな)など。ただし、ラ行の動詞の場合はアビンナ abiNna(泣くな)、トゥンナ tuNna(取るな)などとなる。また -ナ -na のあとに -ケー -kee、<ウケー<ukee(置けよ) を付けていうこともある。スナケー Sunakee(するなよ)など。
164.イャーグトール(接尾辞)動詞の「未然形」に付いて希望の意をそえる。チカナ Cikana(聞こうよ。聞きたい)など。
165.イャンチュイ(接尾辞)[2]広場を意味する。…場。ウシナー usinaa (闘牛場)、シマナー Simanaa (相撲場)、アシビナー aSibinaa(村芝居をする広場)など。
166.イョーヰーグヮー(接尾辞)ずつ。ティーチナー トゥレー tiiCinaa turee(一つずつ取れ)、ヰンサナー 'iNsanaa(同量ずつ)、クーテーンナー kuuteeNnaa(少しずつ)、ヨーンナー 'jooNnaa(ゆっくり。弱くずつの意)チュイナー cuinaa(一人づつ)など。
167.ナイガター(接尾辞)なりかけ。ヲィナグナイガター winagunaigataa* (成女になりかけ)、ウフッチュナイガター uhuQcunaigataa(おとなになりかけ)、アタビーナイガター atabiinaigataa(蛙になりかけ。足のはえたおたまじゃくし)など。
168.ナギー(接尾辞)ころ。あたり。時についていう。チューナギー cuunagii (きょうあたり)、ヤーンナギー 'jaaNnagii (来年ごろ)など。
169.ナギーナ(接尾辞)…ながら。…しているのに。…にもかかわらず。逆説の場合に用いる。ウミーナギーナ umiinagiina(思いながら、思っているのに)、シリナギーナ sirinagiina (知りながら、知っているのに)、ウヤヌ ヤーヌ メー トゥーイナギーナ ヌバガイン サン。ujanu 'jaanu mee tuuinagiina nubagaiN saN。(親の家の前を通りながら、寄りもしない)など。
170.ナジキー(接尾辞)…するふり。ユミナジキー 'juminaZikii (読むふり)、アッチナジキー ッシ クマ ンーチョータン。aQcina Zikii Qsi kuma 'NNcootaN.(歩くふりをしてこっちを見ていた)など。
171.ナレー(接尾辞)習い。習うこと。練習。シミナレー Siminaree (学問)、ムンナレー muNnaree(作法などを習うこと)、ウィージナレー wiizinaree (泳ぎの練習)など。
172.ニチ(接尾辞)日(にち)。日数・日付けを表す。イチニチ icinici (一日)、サンニチ saNnici (みっか)など。但し 四日は ユッカ 'juQka、十日は トゥカ tuka としか言わない。
173.ニヤ(接尾辞)士族・平民の初階の位の名。‐ニャー -njaaの文語。
174.ニン(接尾辞)人。人数を数える時の接尾辞。ルクニン rukuniN (六人)、シチニン siciniN (七人)など。
175.ニン(接尾辞)年。グニン guniN (五年)、ジューニン zuuniN (十年)など。
176.(接尾辞)…なので。…くて。形容詞の「終止形(現在)」から末尾の Nを除いた形につく。
177.ユースン(接尾辞)…することができる。…される。主体にその能力があることを示す。‐リユン-rijuN とは意味が異なる。その項参照。動詞の「連用形」または「連用形」から末尾のイ I を除いた形に付く。トゥユンtujuN 取る) →トゥイ ‐tui-( 取り) →トゥイユースン
178.ラーサン(接尾辞)らしい。…の特徴・ようすがみえる。サムレーラーサン、samureeraasjaN (士族らしい)、ヲィキガラーサン 'wikigaraasjaN (男らしい)、ウェーキンチュラーサン weekiNcuraasjaN (金持ちらしい)、ナーファラーシー トゥクル naahwaraasii tukuru。(那覇らしい所)
179.(接尾辞)里。距離の単位。イチリ iciri (一里)、グリ guri (五里)など。
180.リユン(接尾辞)[1]れる。られる。…される。 受身を表わし、動詞の「未然形」に付く。フミラリユン humirarijuN (ほめられる)、ウタリユンutarijuN (打たれる)など。[2]れる。られる。尊敬の意を表わす。まれにしか言わない。

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