首里・那覇方言音声データベース

フンジルー /huNziruu/ 0
(名詞) 番所にも。
惜字炉(せきじろ)ともいう。
これは中国明代の敬惜字紙の風習が伝わったもので、1838年(尚育4)来島した冊封使、林鴻年が文字を敬重し、字紙を敬うことを説き、焚字炉を設置させたのに始まる。(球陽)明治の頃、来島した河原田盛美は、「不経済な事だ襖の下張りにでもすればよい」といっている。大正時代以降は忘れがちになり、焚字炉も少なくなった。参考:窪徳忠『中国文化南島』〈渡口真清〉 [焚字炉]

意味:

フグ hugu (字を書いた、不要になった紙) を燃やすための炉。また、地に落ちた頭髪なども拾い上げてフンジルー huNziruuで燃やした。字を書いた紙(シミカビ simikabi) はすべて神聖視され、不要になれば丁寧にフンジルー huNziruuで燃す。道で誤って踏んだ場合には、おしいただいてから石垣の穴につめる。フンジルー huNziruuは1メートルくらいの高さに石を積み上げた炉で、各部落にかならず一つはあり、その他、ウドゥン uduN[御殿]、トゥンチ tuNci [殿内]の屋敷の一隅、学校所の校庭のすみなどにも見受けられた。三差路のあたりにもおかれた。

関連標準語:

しょうきゃくろ〔焼却炉〕〔焼却炉の名〕ろ〔炉〕

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